シャッターの説明:
用語解説
シャッターの関連用語をご紹介します。
逆巻き
スラットが通常と逆方向にシャフトへ巻かれる状態を指します。
一般的に障害物の上にシャッターを降ろしたときに生じます。
シャフトに巻かれているスラットが、一部(あるいは全部)が逆方向になる。図の場合、本来時計回りに巻かれるが、一部分が逆時計回りに巻かれている。これが逆巻き。
ダブリ
スラットが楕円上にダブリながらシャフトに巻かれている状態を指します。 一般的に障害物の上にシャッターを降ろしたときに生じます。
シャフトに巻き取られているスラットが、下側に膨らんで楕円状になっている。この状態でシャッターを降下させると、スラットの重みでシャフトに巻かれているスラットが引き締まり、楕円状態が解消される。この隙間にスラットが急激に落下する。このため、ダブり状態のシャッターの下を通過するのは危険である。
押切り
押しボタンから指を離すとシャッターが止まる設定を指します。
不具合の多くは動作中のシャッターを押しボタンの位置から監視することで防ぐことが出来ます。押切り設定は、シャッター動作中に押しボタンの位置から人を離れさせないために行います。
スラット横ズレ
スラットが横にずれている状態を指します。
横にずれたスラットは、シャフトを支えているブラケットを削ったり、ドライブチェーンに引っかかったりと、さまざまなシャッター事故の原因となるため注意が必要です。
スラットがブラケットに接触した状態でシャッターを稼働させ続けると、ブラケットの下側に削りかす(鉄粉)が溜まります。
シャッターライン
左右のガイドレールを結ぶ面を指します。
シャッターラインに物を置くと故障や事故を誘発します。
開閉機
モーターや減速機等が一体になった機器です。
リミットスイッチ
シャッターを上限や下限で自動的に停止させる装置です。
制御盤
逆走防止リレーや動作回路、操作回路などを制御するマグネットスイッチを収めたものです。